十二月 十二神将 十二神将は、七千の夜叉を従えて薬師如来に随侍する眷族である。薬師経を誦持すると言われる。 一説には、薬師如来の12の本願を象徴するとも言われている。 十二神将と十二支は、本来は無関係であるが、中国古来の十二支の信仰と仏教の十二神将が、 数字の上で重なるところから、対応して当てられるようになった思われる。 日本においては新薬師寺の十二神将(塑像)が最も古い作例である。 古い十二神将像は、十二支を表さないものが多い。 像容・持物・方位・十二支の配置などは、必ずしも一定ではなく、諸派諸説によって異なる。 薬師如来の左右に六体ずつ置かれたり、周囲を囲んだり、前面に壇上に並んだり、 お堂や如来像の大きさにより、さまざまな配列がなされている。 十二神将の名称 宮毘羅 くびら 子 太刀 伐折羅 ばさら 丑 剣 迷企羅 めきら 寅 独鈷 安底羅 あんてら 卯 宝珠 按爾羅 あんにら 辰 矢 珊底羅 さんてら 巳 ほら貝 因達羅 いんだら 午 矛 波夷羅 はいら 未 弓矢 摩虎羅 まこら 申 斧 真達羅 しんだら 酉 招杜羅 しょうとら 戌 太刀 毘羯羅 びから 亥 三鈷