用語解説  もどる

仏教にはさまざまな解釈があり、言葉の使い方や意味や分類法も宗派によってだいぶ違います。
ここでは私の知りえた言葉の範囲で紹介するもので、その語のすべてを包括するものでないことをご了承ください。

私の覚書程度のものです。私が自分の言葉で紹介できるものを順次増やしていく予定です。

3.15 追加分・・・「南都七大寺」「南都六宗」「結跏趺坐」

結跏趺坐 けっかふざ
「跏」は足の裏 「趺」は足の甲の意 両足の甲をそれぞれ反対のももの上にのせて押さえる形の座り方 先に右足を曲げて左足をのせる降魔坐と、その逆の吉祥坐の二種がある
南都七大寺
南都六宗の中心となった寺々のこと(延喜御記による) 東大寺・興福寺・元興寺 大安寺・薬師寺・西大寺 法隆寺(唐招提寺を替わりに置く記もある) 近年では「奈良六大寺大觀全14巻」刊行により 六大寺というとが多い 法隆寺・薬師寺・興福寺 東大寺・唐招提寺・西大寺
南都六宗
三論宗・華厳宗・法相宗・成実宗・具舎宗・律宗
燃灯仏
ディーパンカーラのこと ほかに普光仏ともいう 燃えさかる炎を背負った世界で最初の仏陀(悟りを開いたもの)であるとされる
仏陀
悟りを開いた者のことをさす お釈迦様は人間界で始めて仏陀になられたとされている
散華
法要で仏壇などに向かい花びらを投げかける儀式のこと インドで 王一族をたたえるために 身辺を花で飾ったことを由来とする
誓願
仏の前で 自分の目標を述べそれを成就できるようにお守りくださいと願うこと (苦しいときの神頼みとはちがう)
荘厳(しょうごん)
仏像や寺院を飾ることを「荘厳」するといい その飾るものを荘厳具という
法量(ほうりょう)と 髪際(ほっさい)
法量とは 仏像の寸法を測ること 仏像の背丈は 時代や地域によって 寸法の尺度が違うので 大きさは一様ではない 仏頭の上から量る場合や 髪の毛の生え際(髪際)から量る場合もある
丈六仏(じょうろくぶつ)
生前のお釈迦様の背丈は周尺で一丈六尺(今の485センチか?かなりの大男)あったとされている その生前の原寸大の大きさに作られた仏像を六尺仏(一丈六尺の仏の略)と言う また「半丈六の仏」といえば 八尺の背丈の仏像のことを言う これらの寸法は 立像について当てはまるものなので 「丈六仏の坐像」とは 一丈六尺ある立ち姿を想像して作られた坐像のことを指す
兜率天(とそつてん)
如来(悟りを開いた者)になるべく修行をしている菩薩たちのおられる天(場所) 五十六億七千万年の修業の後 菩薩は如来になれるとされる
末敷化生(みふけしょう)
化生とは 自然界に湧き出るように生まれること 末敷とは まだ開いていない蓮の花のこと つまり末敷化生とは つぼみの蓮華から生まれることをさす 天人や菩薩が 極楽浄土で誕生する様のこと
本生譚(ほんじょうたん)
釈尊の前世の善行を集めた物語のこと 有名なものに「捨身飼虎」がある 「捨身飼虎」は谷底に落ちた虎の子を救うために 自分も谷底に身を投じて自身を餌としたと言う話
悔過(けか)
日々の穢れを悔い改め福を呼ぼうとする行事 東大寺二月堂のお水取りなどが その例 正月の初詣は 薬師寺の吉祥悔過会(きっしょうけかえ)に由来する 
仏伝 釈迦の八相(ぶつでん しゃかのはっそう)
仏教の教えの中で 悟りを開くまでの釈迦の生涯を書き記したもの 仏伝に対し本生とは 前世の釈迦のなした行為を記したもの 八相
降兜率・・下天とも降胎ともいう 兜率天から下界に転生してくる 托胎・・・摩耶夫人のおなかに宿る 出胎・・・釈迦の誕生 天上天下唯我独尊といったとか 出家・・・インドの王位を捨てて修行の道に入る 降魔・・・法力をもって 悪魔を降伏させる 成道・・・悟りを開く  転法輪・・説法ともいう 車輪が転がるようによどみなく教えが広まったという  初転法輪・・鹿野苑の菩提樹の下 五人の比丘や鹿たちの前ではじめて説法をする 涅槃・・・入滅ともいう
色身 法身 報身<(しきしん ほっしん ほうしん)/FONT>
仏教においては、誰でも悟りを開けば仏陀になれるとされています。 人間界で、はじめて仏陀になったのがゴーダマシッダールダでした。 このようにもともと人間の肉体を持っていた仏たちを色身といいます。 薬師如来(如来は仏陀と同意)や阿弥陀如来も色身です。 私たちとは違う世界で肉体を持ったものとして悟りを開いた仏です。 多くの仏陀たちを取りまとめるもの、宇宙そのものの根本真理を法身(ほっしん)といいます。 これは仏教を教義として形作るために考えられた概念ですから形を持ったものではありません。 しかし、人々にその教義をわかりやすく伝えるために法身に仏の形を与える様になりました。 それが、盧舎那仏です。このような仏を報身といいます。 応身 法身 報身 と分ける考え方もありますが、 応身(応化身)は仏が何らかの形を表したものとして ここでは色身報身の総称とします  
十界(じっかい)
釈迦の教えをわかりやすくするために、修行への道をいくつかの階層に分けて説明したものです。 これは宗派を超えて、受け入れられている仏教の世界観です。
悟りの世界
如来  自らも悟り、他者を悟りに導くもの  菩薩  自他ともに悟りを得ようとして、修行しているもの 縁覚  生活の中で、ひとり悟りを見出したもの 声聞  教えを乞うて、学ぼうとしているもの
迷いの世界
   人の最高の状態だが、苦から解き放たれていないもの    悟りにも迷いにもいけるもの 生と死のあいだにあるもの 阿修羅 嫉妬深く、心が不安定で戦いばかりしているもの 畜生  自分のことしか見えないもの  餓鬼  餌食を得られない欲求不満の状態のもの 地獄  生きていることすべてが苦痛に満ちているもの