栄光のオランダフランドル絵画展美術館展 乱 雑記


フェルメールが目玉の美術展だったようだ
フェルメールを見ていると車酔いになるような感じがする理由がわかった
視点がめちゃくちゃに走っているみたいだった
セザンヌは実験的に 内面を表す方法としてそれを選んだけれど
フェルメールは描きたいものを強調する方法としてそれを選んだのだろうか
とにかく 見ていて心地よくないのだけはわかった
モデルの女性も好きじゃないのか 写真的な作為が感じられるから嫌いなのか
実物を見ても あまり感激をしない作品だった 
絵から伝わってくるものが世俗的なんだと思う
世俗的なものを悪いと言っているのでなく
寓意画なのかな 今回のメイン・・「絵画芸術」
私としては これが「絵画芸術」の寓意とは納得できない
モチーフとかそういった問題ではない気がする
どの絵にも 覗き見趣味的な印象を否めないからか
全世界のフェルメールファンを敵に回した


今回の展示で気に入ったものはファンダイクとヘームの絵だった
ファンダイクの絵では マリアと福者ヨーゼフの神秘の結婚がよかった
左端の暗闇にいる天使なのかな・・その人がきれいだった
どの人物も手の表情が美しくて見とれてしまった
マリアの表情は少し硬かったが品のあるマリアだった
全体的にファンダイクの絵は品があるように感じる
優雅さとかそういった感じとも違う上品さがある
途中で備わったものでなく元からある資質のような品だ

オランダフランドルの絵では静物画が好きだ
写実に徹した絵が見ていて心がすっきりしてくる
ヘームの葡萄が本当にきれいだった
ヴァニタスをあらわすのにこういった超写実表現は有効だと感じる
表現は違っていくけれどエッシャーの「みつめる」姿勢は
こういった流れの中にあるのだと 改めて思った 
 






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