目黒寄生虫館 乱 雑記




何年かぶりに寄生虫博物館に行った。前に行ったときはテレビなどで話題になったのでとても混んでいた。
今回は夏休みだというのにがらがらだった。前から行こうと約束していたKIRI君と行った。
あいかわらず不気味といえば不気味な展示ばかりだ。4メートルもあるサナダ虫の標本はぞくぞくしてしまう。
でもなんか好きなんだ。寄生虫の「顔」がかわいい。

・・左の写真は博物館で求めた絵葉書
・・昔の「人体寄生虫標本」の写真
・・体のどのぶしょにどんな虫がつくか知らせている

藤田紘一郎の著書「笑う寄生虫」「空とぶ寄生虫」を読んで、この博物館に足を運ぶようになった。
まだネットなどほとんどしていなかった時期だ。学校に行かない娘の実地勉強になればと思うのもあった。
あれも夏休みだった。寄生虫を見たあと、拷問博物館にも行ったのだった。なんていう選択だったんだろう。
でも、とってもインパクトがあって、私も娘もいっしょに行った姪も、忘れられない博物館めぐりとなった。
娘が先に本を読んでいたのだと思う。「清潔すぎるのはよくないね」と言ったのを覚えている。
寄生虫は寄生するものが死んでしまっては自分も生きられないから、殺すまでのことはしない。
体が弱いお年寄りや子供は命に関わることもあるのだが・・・。
でも寄生虫に苦しむ人たちを助けようと、地道に顕微鏡を覗きその生態を調べた人たちが、
保存した寄生虫たちが、膨大な数になり、一般の人にも公開されるようになった。それがこの博物館なのだ。
だから、派手さはない。飾り気もない。そのかわり、入場料もない。その姿勢が好きだ。
館のほとんどは、今でも寄生虫研究所として使われていて、研究が進められているのだ。

今怖いのは、エキノコックスだ。
北海道の礼文島にしかいなかった寄生虫が、ここ十年で北海道全域にひろまった。
キタキツネや犬を中間宿主にして、人体にたどり着く。
どうもキタキツネの保護が、エキノコックスの分布波及の原因らしいのだ。
現代は車飛行機などの交通手段により、思わぬ速度で寄生虫の生息範囲も広がっているらしい。
内臓に生息して、そこで卵を産み増殖する。ひどい症状になると、癌の様相を呈するらしい。
本土上陸も間近ではないかとのこと、こわい話である。

なんか好きなんだ、この博物館・・・。
michelin