マルモッタン美術館展 乱 雑記


メアリーカサットがドガの恋人なので
モリゾもマネの恋人だと勘違いしていた
マネの弟のお嫁さんだった

印象派はどうも女々しい感じがして好きではない
でも メアリーカサットが好きで モリゾの絵も興味を持っていた
今回ずいぶんと多くの絵が来ていて 彼女の絵を堪能できた
実にやわらかく あまり変な力の入っていない素直な絵だと私は感じた
男性の印象派の画家よりも その主旨を自然な形で表現していると思った
藍色がとてもきれいな画家で なおかつ色の組み合わせのセンスがいいなと思った
白く余したキャンバス地が効果的で 絵のやわらかさを引き立てている絵が多かった

彼女は上流階級に属する家柄だったから
そういった育ちのよさが 絵にもすなおさとなって現れているような気がした
ただ やはりジェンダー的に見ると 絵の題材を家庭の中に求めたのは
まだ女性が社会に出にくい事を物語っているのではないかと感じた
実際図録にも そのようなことが書かれていてうなずけた
サインを結婚前の名前にしているというのが 
彼女の「個」の主張でもあったと思う
そういうことを認めた夫(マネの弟)の存在が 彼女の画才を開花させたのだろう
兄マネは自分自身が絵を描くことで ありのままの女性を認めていき
弟マネは「妻」であるモリゾを 彼女のあるがままの生き方を認めていったのだろうと思った

一緒に見に行った方が「気の強そうな感じを受ける」と言ってらっしゃった
そっか そういう見方もあるし そういわれるとそうにも見えるなと思った

モネの絵もたくさんあったが どれも練習あるいは下描きためし描きという感じで
すこし(だいぶ)面白くなかった
彼の絵はそうとうの距離をとってみないとよさがわからないが
近視眼的にしかみることができない展示法で げんなりした
展示に無理があるなと感じた


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