少年
 運命にもてあそばれる少年二人
 二人はこの後 塔の中に消え
 二度と人の前に現れることはない  

 神経をひりひりさせて
 迎える自分の運命をかぎ分ける 
 
 




 仏像の阿修羅の持つ
 何にも交わらない煌く少年の心 
 寄せつけることなく なお
 私の心をとらえる少年のまなざし
 凍りつくのではなく 氷のように 
 何かを見つめる目

 無意識につないだ手が
 二人の心をすこし 和らげるだろうか  
 
 

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