美しさは祈りの中に

夢違観音

ゆめたがいかんのん

まず この名前がいい


悪い夢を見た時に この観音様にお願いをすると いい夢に取り替えてくれるという
そんないわれがいい

うっすらとまろやかな体をつつむ衣 多すぎない飾り
大きさは三尺に満たない 小柄のほっそりとした姿の中に
やさしさと慈悲をたたえている

中宮寺の弥勒さんのような洗練された美しさはないけれど・・・

夢違観音夢違観音 





法隆寺にある小さな逸品です
この像は おそらく持念仏であったとおもわれます
持念仏とは 当時の豪族の夫人などが厨子などにしまい所有していたものです
この観音像は何方の持ち物であったか定かではないけれど

きっと とっても大事にされていたのではないかと思います
とても穏かなお顔をしています






仏像の種類について



釈迦如来像
その昔 ゴーダ マ シッダルダという人がインドにいて さまざまな修行をへて
生であるとか死であるとか そういったことを超えたところに自分の存在を感じるにいたった
彼は悟りを開き 死後 釈迦如来(仏陀)になったとされた
人々はその道を理想として 仏教が生まれた
修行をつんだものは だれでも シッダルダのごとく 悟りの境地に到達するとされた
その 悟りにいたったものを形に表したものが 如来像(仏陀像)である
阿弥陀如来 薬師如来 大日如来 蘆遮那仏 などとしてあらわされる
仏像の種類でいえば一番 格が上である

観音像
まだ 如来にならない・・つまりまだ修行の身である立場の仏さまを菩薩という
その菩薩が いろいろな形を取ってわたし達の前に現れるときに観音としてあらわれる
そして 修行の良き先輩として わたし達を助けたり導いてくれる
非常に親しみやすい仏であり ゆえにその像も多く作られ 信仰の対象として人気がある

ここにあげた夢違観音も その部類に入る仏像である
千手観音像 馬頭観音像 聖観音像 等が有名である

よく釈迦三尊像というのがあるが それは
中央に悟りをひらいた釈迦如来が 両脇に一般には月光 日光菩薩を従える・・・と言う形態をとる



この二種類の仏像の他に バラモンの影響を引く天部(吉祥天 四天王など)や
密教の影響を引く明王(不動明王など)が 有名である

そして 祈りは美しさの中に…
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